ヘスルケアと持続可能性の統合
異常気温、山火事、干ばつ、暴風雨、洪水は、すでにVCH管轄全域で人間の健康やケアの提供に悪影響を及ぼしています。
気候変動が人間の健康やケアの提供に及ぼす影響は明らかですが、医療制度自体が大きな環境負荷であり、気候変動の一因となっていることも明らかになっています。
気候と医療の接点やその影響に対処するため、VCHはBC州で初めてプラネタリーヘルス(Planetary Health)を戦略計画に組み込んだ医療機関となり、施設や使用物資の管理からケアの提供まで、すべての業務にプラネタリーヘルス原則を組み込むことに取り組んでいます。

プラネタリーヘルスとは、地球と地域社会の健康が相互依存している関係を指します。
このイニシアチブは、意欲的であると同時に、基本的にVCHだけでは達成できないため、
現実的で意味のある変化を起こして地域と地球の健康を支援している複数のステークホルダー(利害関係者)やチームを結集している段階です。
この非常に重要な作業は、VCHの戦略・革新事務所と、持続可能な臨床サービス、公衆衛生、エネルギー・環境持続可能性の各チームのスタッフと医療スタッフで構成されるプラネタリーヘルス協同研究グループが主導しています。
- 持続可能な臨床サービスチームは、高品質でカーボンフットプリントの少ないケアの提供、環境への影響を抑えた臨床判断、プロセスの改善が確実に実施されるようにします。
- 公衆衛生チームは、地方自治体や地域のパートナーと協力して、気候変動の緩和、緊急事態の計画策定と対応、大気と水質のモニタリングなどを支援しています。
- エネルギー・環境持続可能性チームは、VCHの全拠点で省エネ、節水、廃棄物・排出物の削減に取り組み、リッチモンド・ホスピタル(Richmond Hospital)再開発のように持続可能で気候変動に強い施設の開発を支援しています。
私たちが協力することで、気候の危機に正面から向き合い、人と地球の健康を支える、レジリエントで環境的に持続可能なケアを提供することができます。